皮膚炎の原因

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ワンちゃんが耳や体をかゆがるそぶりを見せたとき、その理由はさまざまです。ノミやダニがいるか、それともマラセチア皮膚炎にかかっているか。ノミやダニの予防薬をのませているのにかゆがっているという場合は、まず間違いなくマラセチア皮膚炎です。特に梅雨時や、別の病気でワンちゃんの体力が落ちているときは、ほぼ間違いないとみていいでしょう。
マラセチア皮膚炎は、ワンちゃんの体に普段から存在している真菌という細菌が原因で起こる皮膚の病気です。細菌が繁殖することで皮膚が炎症を起こし、赤くなったりかゆくなったりしてしまうというものです。真菌とは、平たい言葉でいえば「カビ」のことです。

「うちのワンちゃんにカビが!」とびっくりしてしまうかもしれませんが、そもそも真菌、つまりカビは人を含む生物と共存している種類のものがあります。
たとえば人間だと、カンジダ菌という真菌が体内には存在しています。ワンちゃんや私たちの真菌は、ふだんは少数でおとなしく、ほそぼそと生きているのですが、ワンちゃんや私たちの体力が落ち、細菌への抵抗力が落ちたとき、あるいはワンちゃんの場合はジメジメしている梅雨時などに、ふいに反乱を起こします。増長して数が多くなり、皮膚を侵食して炎症を引き起こすのです。カンジダ菌はカンジダ症という病気を引き起こし、ワンちゃんの場合はマラセチア皮膚炎になってしまいます。
しかし、カンジダ症もマラセチア皮膚炎も、真菌を抑え込んで数を減らし、症状を抑えることが難しくない病気です。マラセチア皮膚炎の場合は、マラセブシャンプーを使って体を洗ってあげることで事態を収拾することができます。